日々のこと

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Shiggy Jr.はどこまでいくのか

2013年の終わりに近付く頃、『Shiggy Jr. is not a child.』というミニアルバムがリリースされた。
四つ打ちやダンスロックといった、ライブで踊れる曲が重視されがちな音楽シーンに目もくれず、鳴らされるポップソングは耳の早いリスナーに届き、話題になった。そんなShiggy Jr.のセカンド『LISTEN TO THE MUSIC』のリリースパーティへ行きました。

下北沢Queへはこれまでライブで何度か足を運んでいたけれど、あそこまで埋まっているのは初めてだった。入口から奥まで進めず、ステージが見えないところまで人が詰まり、フロアは期待で埋まってた。
そして始まるShiggy Jr.のライブは圧倒的なポップ。音楽が好きとか、何のジャンルが好きだとか、Shiggy Jr.には関係なかった。ポップなバンドが良さの一つとして少し変化を加える要素を曲に入れる中、Shiggy Jr.には無駄がない。ポップソングはポップソングのまま、それだけを詰めればちゃんと届き、反応があるのを分かってる。

新加入した二人のリズム隊による安心感のあるリズムの波に乗るように、伸びやかになる原田さんのギター。この日はホーン隊とキーボードがライブサポートで入り、音の広さが際立ってた。ボーカルの池田さんはライブでも綺麗にハイトーンなのに曲に負けない通る声で、聞き心地が良い。音源の再現性ある声だと思ったら、曲を通して話しかけるような声を出したり、久しぶりな歌唱力あるボーカル。本当に良い声してます。
ホーン隊、キーボードの入ってくると音のバランスがものすごく良くなるから、可能ならライブにいてほしいところ。

人にバンドとか曲とか全然勧めないけど、今年勧めてるバンドの一つのShiggy Jr.です。渋谷CLUB QUATTROや恵比寿リキッドルームあたりなら、わりとすぐ埋まるんじゃないかと思います。
Shiggy Jr.はどこまでいくのでしょうか。