QUATTRO岩本岳士1stソロアルバムについて
QUATTROのボーカルとして活動している岩本岳士さんが、「Littleize records」を立ち上げ、1stソロアルバム「Le ouest paresseuxxx」を発売すると発表しました。同時に、制作費をクラウドファンディングで募るとアナウンスされました。
先日、スガシカオさんがTwitterで発言した内容が一時話題になりましたね。
DLでももちろん嬉しいのですが、ぶっちゃけDLだとほとんど利益がないんだ。おれらみたいにスタジオで徹底的に音楽を追い込むタイプは、制作費が全部赤字になっちゃう。CD買ってもらうと、かなり制作費が補えるので、次の作品が作れるメドが立つんだよね。 CD売れない音楽業界の負の連鎖だ
— スガシカオ@7/16ニコ生雑談枠 (@shikaosuga) 2014, 5月 24
言いたいことは分かってあげたいけど、DLで利益が無いって本当に業界の構造として死んでるとしか思えない。CDと違って間に入ってないのに利益が出ないとかないでしょう。しかし、これがこれまでの音楽業界の現状で、スタンダードだとも納得した。
これは自分の推測だが、メジャーで契約しているアーティストは制作費をもらって製作を行っている。では、「メジャーと契約をしていないアーティストは?」となると、自分達で捻出している部分がどうしても多くなるんじゃないのか。
CDに特典がつくことが主流となっているここ最近の売り方も、近いうちに無理が生じる。販売数で次作の予算が決まり、予約数で店頭で特集される展開が決まる。そのやり方を否定するわけではないけれど、新しいやり方を試行錯誤することが許される時代にもっとなれば良いなと思います。
CDの買い方も、視聴から買うことももちろんあるけれど、このアーティストの作品に期待しているから、リリースされれば買うという人も一定数はいますよね。(このアーティストのリリースは視聴してないけど買うっていませんか?)岩本さんのように先行で一曲トラックを公開し、出資を募るとかね。
アーティストへ前金でクラウドファンディングを利用して制作費の出資をする。それに対してアーティストは出資者へ音源以外にも特典をつける。というやり方も十分ありだと思えるし、挑戦する価値は十分にあると思います。
今回の岩本さんのやり方が上手くいけば、バンド活動と並行してソロでリリースを行う一つのやり方として新しい指針ができるんじゃないか楽しみにしています。
と、言うことで私は出資してきました。
PRIME by Le ouest paresseuxxx on SoundCloud - Hear the world’s sounds