日々のこと

気が向いたときに好き勝手書いてます

a day on the

映画を見てる。好きだから。自分一人の生活をしているだけでは過ごせない生活が見たいし知りたいし気になる。自分一人が感じる世界とか感情・見ることのできる景色には限界がある。そんなことをすこーーーしだけ思うけど、単純に暇なだけ。

 

ここ数年は音楽を聴いてライブに行く生活を過ごしていたけど、大学生の時はそんなお金もなく、借りたDVDを籠って見る生活をしてた。あとは家で飲んでたり飲んでたりした。テレビを見る習慣がなくて、「誰かを演じている誰か」としか見れていなかったから芸能人の名前が基本的にわからなかったし、映画のタイトルを覚えるのが苦手で(今も)、いいなと思ったものがなんてタイトルなのかを思い出せないことなんて日常茶飯事だった。もう何年も前に見た映画のシーンや世界がどこか好きだったのに、タイトルが思い出せずそのままだったものに再び出会えた。TSUTAYA様!!

ただ意味のないような日常は、大学生には当たり前に存在していて、それを失った今、当たり前にあった日々を懐かしむなんて誰もがあるのかもしれない。誰かにとってたまたま偶然のように起こった一日と同じ時間の中で、他の誰かには変わらない時間は流れている。
知り合いで囲む鍋とか本当においしいよね。もうすぐそんな冬の季節がやってくる。秋は魚が美味しいけどグリルがない。

 

どこにでも行ける気がした。退屈な日々から目を逸らすことのできる場所に行きたかった。 そんなことを思い続けながら一週間が過ぎた。このくらい少しのことを頭の片隅に置いたまま、これから先年を重ねていくのかとか思ったら生き急いでいるくらいでちょうど良いのかもしれない。

引っ越しをして音楽から離れた生活も、それによって映画を見る時間の増えた生活も、結局多くの物事はタイミングで動いてる。そう、なんか自分の周りに起こることに対して熱がない。熱を年々失っている気がする。

 

良い映画に出会えた時の何とも言えない120分程度の時間のために、くだらない何ともピンとこない映画を山ほど見ている気がする。それでも、それも、いいんだろうな。うん。南極料理人の食事シーンだけ見てても幸せになれるくらい好きだ。

今いい具合に酔っ払っている今、君の好きな映画は何か教えてほしい。

little forest / 夏秋冬春

 

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「little forest 夏/秋」、「little forest 冬/春」の二作をまとめて見た。

ただひたすらに美しい映画だった。綺麗じゃなくて美しい。生きる為に食べ、食べる為に作る。自然に逆らわず、共存ではなく受け入れるように生活をし、四季の植物から生を受ける。都会の喧噪とはかけ離れ、植物・自分の呼吸と対話する。この映画を見て、そんな生活に憧れた。
橋本愛の何にも染まっていない無垢な感じが、演じる役の外まで滲み出てた。特別な人ではなく日常生活における大多数にあたる普通の人をするのほんと上手い。「重量ピエロ」は置いといて、レミオロメンの「3月9日」とか、森淳一監督が生活の中にある空気感をそのまま切り取って美しく見せる感じ好きだ。何気ない生活も美しいんだと希望さえもてる。
自給自足で毎日生活をし、夕日が沈むのを毎日見て子作りをして
あぁ田舎に暮らしたいな
何もかも全て捨てて田舎に暮らしたい
 

 もう何年か前、こんな風に日本マドンナは「田舎に暮らしたい」という曲の中で歌っていた。映画に曲が合うとかはないのに、この曲が頭にふと落ちてきた。あんなのギター弾いてる姿、最高にかっこよかったな。別に上手いとかじゃなくて、弾き方がものすごくかっこいい。良いバンドだったなーとか映画と全然関係ないことを考えてた。

 

new music from big pink / オワリカラ

これも映画とは全然関係ないけど、やっと音源になるのでものすごく楽しみにしてる。

ぐっばい歌舞伎町

火垂るの墓をみてた。いつもいつもなぜか最後まで見れたことのないものだったけど、やっと最後までちゃんと見れた気がする。こんな話だっけ?って思ったのは、衝撃的なシーン以外も頭の中に入ってきたからな気がする。

 

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その前まで「さよなら歌舞伎町」をみてた。前田敦子主演とデカデカと書かれていたけど、出番はほとんどなかった。それでもすがすがしい終わり方だったし、こういった終わり方嫌いじゃないな、むしろ好きだな。って感じに週末の金曜日のだらけ具合に合っていた。

染谷翔太とイ・ウヌの演技が良くて、ヒミズを見返したくなったけど最終的には何故か二階堂ふみちゃんを見たくなった。今作には全く関係ないけど、ふみちゃんは可愛い。染谷翔太は、演じる役の中で起こってる葛藤とかうまくいかない現実とかを表現していくのがうまく、画面上の視線を持っていかれるし普段からかなり研究してるんだろうな。前田のあっちゃんもすごい演技下手なわけでもなかったけど、普段なんか違和感あるのはセリフ多いと好きじゃないんだと分かった。空気感で見せたり日常を切り取った映画なら、そこまで違和感感じず見れるのかも。喋らせると「ん?」ってなっちゃう。

この映画を見てて、これあそこあたりか?とかちらほら分かって、あー歌舞伎町の朝はこんな感じなんだなと。あんまりいかないけど。

 

先週には進撃の巨人見たけど、珍しくブチギレだったのでその件は無かったことになりました。 いや、でも面白かったんだけどね。「進撃の巨人」って名前だと見に行った自分が悪かった。ジュラシックワールド楽しみにしてるんだけど、夏休みの子供人口も多かったりで見に行く目途立ててない・・・社会人独身男性に映画館は厳しすぎる。(料金的に)